主な活動実績をご紹介いたします

溶融スラグの活用

西ヶ谷溶融スラグ肥料化へ~農林水産省肥料認定へ~

 平成22年3月31日新西ヶ谷清掃工場が竣工以来、施工者である新日鉄エンジニアリング社とは産学官連携プロジェクト事業の推進のために、様々な情報交換を行ってきました。特に、市民から集められたゴミをガス化溶融炉により溶融した後に生まれる溶融スラグの活用については、鹿児島県鹿屋体育大学芝生養生・稲作におけるスラグ活用研究からのスタートでした。

 その後、環境悪化により珊瑚・魚礁が荒廃した奄美大島における魚礁再生事業をお聞きして、6年前、鹿児島・奄美大島を視察したのがスタートでした。

 半信半疑で伺った農家の皆様や奄美大島・龍郷町の漁業組合の皆様の取り組みに、静岡のスラグに懸ける強い思い入れを知らされ成功に向けて思いを共有することを決意しました。

 以後、静岡市環境局・西ヶ谷清掃工場職員との度重なる意見交換を実施してきました。単なる建設資材のみならず、環境改善に活用される事を目指して、他会派の議員の皆様への理解も求めながら、事業推進に取り組んできました。

 6年がかりの取組みでしたが、静岡大学農学部・新日鉄・静岡市との連携事業により、この度全国初の「ゴミ」資源が肥料認定された事は、今後の環境「ゴミ対策」に一石を投じる結果となり、大変意義深い事と感じています。

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